メクラチビシデムシは一生を洞窟内で過ごす大型のタマキノコムシの仲間です。 光、栄養に乏しい場所での生活に特化しており、洞窟内で水の流れている壁面に後ろ向き、あるいは横向きでとまり、壁の表面に付着している栄養分を削り、それが水に流されてきたところを口器に生えた剛毛で受け止めて摂食するのではないかと考えられているようです。 外部形態も非常に特徴的で、極端に長い触角、脚を獲得しており、退化した複眼も本種が真洞窟性であることを示しています。 Leptodirusは世界で最初に発見されたメクラチビシデという象徴的な存在で、「とんでもない甲虫」という図鑑でもハラボテアシナガメクラチビシデムシの和名で紹介されています。 参考までに、一属一種の本属は現在までに以下の6亜種が記載されております。 L. hochenwartii croaticus L. hochenwartii hochenwartii L. hochenwartii pretneri L. hochenwartii reticulatus L. hochenwartii schmidtii L. hochenwartii velebiticus